ヒューストン空港〜別室脱出編〜
前回のあらすじ
イミグレで別室に送られたリャマ🦙
5分で終了のはずが1時間に延長!
室内はコワモテがいっぱいだ!
別室の中はピリピリした空気で満ち満ちていました。到着した新入りをギロリと見据えるコワモテ達。完全に「入国管理官24時 不法入国を防げ」的なテレビで見たあの感じです。恐る恐る空いてる椅子に座ります。
室内を見渡すと、中はざっくりこんな様子でした。

そ、ソファ的な物がある…だと…?そしてブランケットにくるまって寝てる兄ちゃんがいるだと…?そしてトイレ行くのに許可がいるだと?あのデッカい何かは鍵だとーッ!

完全に扱いが不審者で事の重大さに今更気づきました。「強制送還」という単語が脳裏にチラつきます。
ビクビクしながら待ってたら誰かが呼ばれました。面接から面接までは地味に時間がかかります。何やら書類を確認したり、PCとにらめっこしたり、確認事項が多い様子です。
あと審査官さんコーヒー入れに行ったりします。そ、そんなー!
これは時間がかかる…諦めがついたら冷静になってきたので改めて室内を観察。よく見ると別室にはいろんな人がいました。ワルっぽい人以外にも、普通の人も沢山。印象に残った人達を何人か紹介します。
1.人の良さそうな中華系のおじちゃん
すげえ綺麗な眼。見るからに無害なのですが、英語が全く喋れない。だから連れてこられたのか…
名前を呼ばれて面接が始まるも、意思疎通が出来ず困る審査官とおっちゃん。コイツはやべぇ!このままでは再延長のパターン!
そんな事を考えていると、審査官のお姉様がスッと立ち上がり、何故か俺の方にやってきました。突然の出来事に戸惑う俺。態度が悪いから強制送還?反抗的な目が気に入らない?そ、そんなバカな…さようなら俺のバカンス…
お姉様「すみません、お兄さん中国語は喋れますか?出来れば通訳をお願いしたくて…
まさかの日本語、そして通訳の依頼でした。リャマは中国語は喋れないのでお断りしました。すまんお姉様。そして強制送還じゃなくてよかった…
お姉様はどんどん他の待機者に聞いていきます。そうこうしていると、他の待機者が立候補しおっちゃんの元へ。通常の質問+1、2件聞かれておっちゃんが解放されました。良かったねおっちゃん!
2.学生の兄ちゃん
国籍は?なぜ来たか?この後は?めっちゃ根掘り葉掘り聞かれていました。兄ちゃんは、留学してるんです、ヒューストンは乗り継ぎでマイアミに行くんです。ビジネス目的?そんな事はないですみたいに回答していましたが、審査官が全然信用してない様子。詰めっ詰めに詰められています。
兄ちゃんの目に涙が浮かんだ所で解放。鬼か。
3.ワルっぽい姉ちゃん
涙目兄ちゃん並みに詰められていました。でも姉ちゃん強かったです。管理官にガン飛ばしていました。こいつ正気か…とから思っていたのですが、どうやら乗り継ぎで時間やべー模様。そりゃ顔も険しくなりますわ。渋い顔されつつ解放。めっちゃダッシュで退室。
姉ちゃんの後、しばらくしてリャマが呼ばれました。
審査官「どこからきたの?どこいくの?」
リャマ「ペルーとボリビアです。マチュピチュとウユニに行きます。ヒューストンは乗り継ぎです。」
審査官「そうなんだ、良いねえ。何日間いくの?」
リャマ「ペルー4日とボリビア5日です!」
審査官「そうかそうか、ところでお兄ちゃん沖縄住んでたことある?」
リャマ「ないです。沖縄住まれてたんですか?」
審査官「そうそう昔住んでたの。いいとこだよね。ソーキそば好き?」
リャマ「大好きです!すごく美味しいですよね!」
審査官「HAHAHA!Okay ! You can go!」
リャマは解放されました。
あ、あっさりすぎる…でもよかった…!強制送還回避!
別室を脱出してアルパカと合流しました。
1時間待ちの話ができてないのでクソ心配していたアルパカから華麗な蹴りをもらいました。
グワーッ!!!俺も大変だったのに!!!でもゴメン!!!

今回は乗り継ぎ時間に余裕あったからよかったのですが、ギリギリだと間違いなく失敗していました。乗り継ぎ成功、別室回避の為に、指紋取るときはベッタリしっかり取っていきましょう。


